こんな発想の転換

画像

自宅を購入して27年を経た。
年を経る毎に扱いに困っていたのが、増え続ける図書の管理と保管。管理は、ありがたい事にフリーソフト「私本管理」を探し当て、大変重宝している。ISBNに対応しているため、バーコードを読み取ると、表紙の写真から、書名、著者名、出版社、購入日、価格等等々、一瞬にして表示される優れもの。
保管は、書籍の重さだ。重量に問題がついて回っている。
書斎として使っている部屋が和室のため、床が心配でたまらなかった。
工事業者に尋ねると、この程度だと大丈夫だというのだが、襖の締りが悪くなってきた。
床下をコンクリートで補強しようと考えていた。

知人の女性の夫が、奈良県の某国立大学の教授。
昨年自宅を購入された。
山のようにある書籍の問題を簡単に解決されたのだ。
その方法を聞いて、引っくり返った。
床を取り外して、地面に直接本棚を据え付けたというのだ。
重量問題を一気に片付けていた。
小生の発想に、この考え方はなかった。

先々月、出張で金沢を訪れた。
夕食の際、運ばれてくる料理の度に「食器」が違った。
九谷焼を駆使した器のオンパレード。
女将が挨拶に来たとき、料理より器を誉めた。
話し込むと、いろいろと面白い話が聞け、金沢をより深く知ることができた。

やや以上の高級な料亭で一番困る客が、金持ち婦人だというのだ。
お金をたくさん使ってくれるのは嬉しいが、「指輪」が敵なのだとか。
皆さん、大き目のダイヤモンドで飾られており、このダイヤが陶器、漆器を傷つけるのだとおっしゃっていた。
一番の硬質なので、簡単に高級食器たちを傷つけるそうだ。
陶器は大きな傷がつき、漆器などにいたっては、ウルシがペロンと剥がされてしまうのだそうだ。

で、その対策はと問うと、「高級器は出さない」とのこと。
価値が判る人と、傷つけないと判る人に最高級器を出すのだそうだ。
もちろん小生は、後に属す人。

今日は、友の七回忌であった。
親しい友人が集まり和歌山市のお寺で、厳かに営まれた。
53歳で逝くとは、人生への発想を変えてしまったとしか思えない。
友の分まで、難しい人生を更に歩もうと思う。









"こんな発想の転換" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント